CSMA/CD方式について

お無沙汰しております。
数年前に質問させていただいておりました、ナイペータです。

第二版が発売されており、もう一度ネットワークを基本から
見直す時期であると感じたため、再度購入しました。
今になって、すんなりと理解できる部分やこういうことか?と
理解できる部分など、まさに良本に値する内容であると再確認しております。

さて、質問に移ります。
CSMA/CDという方式でイーサネットは運用されておりますが、その本質
内容が以下で合っているのか?を確認させてください。(本中のイーサネット解説部分P161あたり)

まず、伝送媒体がイーサネットならCSMA/CD方式を採用しておりMACヘッダを用いて送受信する。
だれも送信していない状態であれば、はじめて送信動作を行うことが可能。(リピータハブの場合のみ)
そして、IPアドレスからMACアドレスをブロードキャストを行い取得する。
リピータハブを用いている場合で、全二重が不可能である場合、送受信を同時に行うと衝突が起きる。
衝突が起きると、ジャム信号を発信して、パケットを破棄してから再送する。
スイチィングハブであれば、全二重通信として送受信を同時におこなうことが可能であるため
事実上の衝突は起こりえないように、衝突検知回路を無効にしている。
スイチィングハブを用いている場合は、衝突起きず、だれも送信していない状態をみはからって
送信動作に入る必要もないが、意図的に衝突を起こすような場合もあるので、スイチィングハブを
使っていてもCSMA/CDのルール(衝突時は再送など)は保つようにはなっている。

上記のようなイメージを持っていますがあっていますでしょうか?また、認識不足だという部分もあれば
ご指摘いただけると助かります。全二重とCSMA/CDの関係性が今まであやふやだったのですが、
上記の考えがある程度合っているようでれば、だいぶクリアになったと思います。

よろしくお願いいたします。
以上

名前: 
ナイペータ
日時: 
13/09/08 10:49

コメント

ナイペータさん、お久しぶりです。
第一版、第二版の両方お読みいただけるなんて、とても嬉しいです。

> 内容が以下で合っているのか?

これで大丈夫だと思います。
ただ、下記の点は補足が必要かと思います。

> スイチィングハブを用いている場合は、...(途中略)...意図的に衝突を起こす...

スイッチングハブにコンピュータを直接接続し、
オートネゴシエーションによって全二重動作モードで動く格好で使用するのが
今日の主流かと思いますが、
その場合、上り下りの信号が流れる信号線に交わる箇所がないため、
原理上、信号の衝突は起こり得ません。
なので、CSMA/CDの仕組みは無用であり、それが働くことはありません。
衝突検知回路を無効にするのはそのためです。

それから、
折角勉強いただいているところに水を注すようで非常に恐縮なのですが、
今ではリピータハブを見かけることは極めて稀ですし、入手も困難ですから、
衝突という現象が起こらなくなっており、
その知識は実務上不要かもしれません。

先生 返信ありがとうございます。
以前は分からなかったレベルの質問に
変わったとおもっており、以前より理解レベルが
上がっているのが自分でも分かります。

以上です。
P.S.
CISCOの勉強を始めようと思いますが、やはり実機を購入したほうがいいのでしょうか?

お役に立てたようで、私も嬉しいです。

> やはり実機を購入したほうが...

さて、CISCOの勉強の件ですが、
(CISCOに限った話ではないのですが)
実際にコマンドを叩いて機械を設定して動かして、そのパケットを見てみないと、
実感として感じることができないので、身につかないような気がします。
少なくとも私はそうですね。

ただ、実機を何台も並べる必要はないかもしれません。
ネットワークやルータの動きを再現してくれるソフトウェアがありますから、
そういうものを使えば、そこそこ理解できると思います。
私は使ったことがあるのは下記ですけど、

・gns3(フリーウェア)
・Network Visualyzer(有料の商品)

この他にも
「ネットワーク シミュレーション」とかいうキーワードで検索してみると、
いろいろなものが出てきます。
調べてみたらどうかしら?