はじめまして、tetuと申します。 戸根様のこのサイトを知り、書き込み致しました。お答えして頂ければ幸いです。 ふと疑問に思ったのですが、L2スイッチはフレームを中継する場合、宛先が不明な場合はL3やルータのようにARPは行なわずフラッディングを行なう、という認識で合っていますでしょうか? また、L2スイッチのあるポートがリンクダウンになった場合、このポートに対応しているARP tableの行は即座に削除されるのでしょうか? 以上、よろしくお願いいたします。
tetuさん,はじめまして。
宛先不明はばら撒く,という認識でいいと思います。 ただし,L2のパケット中継動作は,イーサネットの基本動作と矛盾しないように, 辻褄を合わせるようにして,後から作られたものなので,考え方は逆かもしれません。 全体にばら撒くのが原則だけれど, 中継先がわかっているパケットは,全体にばら撒くのは無駄なので, 必要なところにだけ中継する, ということです。 結果的に,宛先不明はばら撒く,というのと同じことですが。
>また、L2スイッチのあるポートがリンクダウンになった場合、このポートに対応しているARP tableの行は即座に削除されるのでしょうか?
この質問は,意味がわからないのですが...?? L2スイッチはARPテーブルを持っていないので...
早急な回答ありがとう御座います。 早くてビックリしました。 >>>また、L2スイッチのあるポートがリンクダウンになった場合、このポートに対応しているARP tableの行は即座に削除されるのでしょうか? > >この質問は,意味がわからないのですが...?? >L2スイッチはARPテーブルを持っていないので... 不適切な表現で申し訳ありません。 mac-addressとPort番号を対応させたmac-address-tableのことです。 macアドレスを学習しポート番号に対応させていたmac-address情報はポートのリンクダウンと共にmac-address-tableから削除されるのかと思ったまでです。
>macアドレスを学習しポート番号に対応させていたmac-address情報はポートのリンクダウンと共にmac-address-tableから削除されるのかと思ったまでです。
うーむ。機器内部の詳しい動作まではわからないのですが, ポートがダウンしてもすぐにアドレステーブルから削除する必要はないと思います。 アドレステーブルに情報が残っていても, ダウンしたポートからはパケットを出力できませんし, それで不都合は起こりませんから。 逆に,すぐに削除すると, そのポートの先にある宛先に宛てたパケットが宛先不明となって, ネットワーク全体にばら撒かれてしまい,無駄が増えるような気もします。 もっとも,アドレステーブルに登録した情報は,数分程度で削除されるので, そのうちダウンしたポートの情報は全部消えてしまうことになりますが。
そうそう,一つ書き忘れました。 スパニングツリー機能を持つ場合は事情が違います。
スパニングツリー機能を持つL2スイッチだと, ダウンしたポートに代わって,スタンバイだったポートが動き始めます。 そのとき,アドレステーブルの内容を強制的に書き換えて, ダウンしたポートに出力するパケットを, スタンバイ状態から復活したポートに出力するよう, 工夫されている製品もあります。
親切な回答ありがとう御座います。 理解が深まりました。
コメント
宛先不明はばら撒きます
tetuさん,はじめまして。
宛先不明はばら撒く,という認識でいいと思います。
ただし,L2のパケット中継動作は,イーサネットの基本動作と矛盾しないように,
辻褄を合わせるようにして,後から作られたものなので,考え方は逆かもしれません。
全体にばら撒くのが原則だけれど,
中継先がわかっているパケットは,全体にばら撒くのは無駄なので,
必要なところにだけ中継する,
ということです。
結果的に,宛先不明はばら撒く,というのと同じことですが。
>また、L2スイッチのあるポートがリンクダウンになった場合、このポートに対応しているARP tableの行は即座に削除されるのでしょうか?
この質問は,意味がわからないのですが...??
L2スイッチはARPテーブルを持っていないので...
Re 宛先不明はばら撒きます
早急な回答ありがとう御座います。
早くてビックリしました。
>>>また、L2スイッチのあるポートがリンクダウンになった場合、このポートに対応しているARP tableの行は即座に削除されるのでしょうか?
>
>この質問は,意味がわからないのですが...??
>L2スイッチはARPテーブルを持っていないので...
不適切な表現で申し訳ありません。
mac-addressとPort番号を対応させたmac-address-tableのことです。
macアドレスを学習しポート番号に対応させていたmac-address情報はポートのリンクダウンと共にmac-address-tableから削除されるのかと思ったまでです。
すぐに削除する必要はなさそうですが...
>macアドレスを学習しポート番号に対応させていたmac-address情報はポートのリンクダウンと共にmac-address-tableから削除されるのかと思ったまでです。
うーむ。機器内部の詳しい動作まではわからないのですが,
ポートがダウンしてもすぐにアドレステーブルから削除する必要はないと思います。
アドレステーブルに情報が残っていても,
ダウンしたポートからはパケットを出力できませんし,
それで不都合は起こりませんから。
逆に,すぐに削除すると,
そのポートの先にある宛先に宛てたパケットが宛先不明となって,
ネットワーク全体にばら撒かれてしまい,無駄が増えるような気もします。
もっとも,アドレステーブルに登録した情報は,数分程度で削除されるので,
そのうちダウンしたポートの情報は全部消えてしまうことになりますが。
スパニングツリー機能を持つL2スイッチはアドレステーブルを書き換えます
そうそう,一つ書き忘れました。
スパニングツリー機能を持つ場合は事情が違います。
スパニングツリー機能を持つL2スイッチだと,
ダウンしたポートに代わって,スタンバイだったポートが動き始めます。
そのとき,アドレステーブルの内容を強制的に書き換えて,
ダウンしたポートに出力するパケットを,
スタンバイ状態から復活したポートに出力するよう,
工夫されている製品もあります。
Re スパニングツリー機能を持つL2スイッチはアドレステーブルを書き換えます
親切な回答ありがとう御座います。
理解が深まりました。