NBTについて

お世話になります。
現在NBTについて勉強をはじめたばかりですが
なかなか分かり良い文献が見つからず困っています。
質問(というかこれで良いのかな?という確認)があります。

従来のNetBIOSではセッション開始時、相手のNetBIOS名を
データリンク層でのブロードキャストして、
該当するPCがMACアドレスを返答し、後は
そのMACアドレスで通信

NBTではネットワーク層での
ブロードキャストでNetBIOS名を送信し、
該当するPCが今度はIPアドレスを返答する。
その後、そのIPアドレスでの通信時にarpにてMACアドレスを
解決する。

要はNetBIOSとデータリンク層の間に
TCP/IPを埋め込んだことで
解決する層/アドレスが異なってくる?

こんな手順でよろしいのでしょうか?
もしこれでよいとなると、
なんだかNBTになって手順が冗長になってしまっている
気にもなるのですが...

また、この考えが正しいとなると、
ある文献で「NetBIOS名はIPアドレスの
ようなもの」と書かれていたのですが、
IPアドレスが実際に通信エンドを特定する
ものに対して、
NetBIOS名は単にMACアドレス/IPアドレスに
解決されるためだけに使用され、
通信エンドを特定するものではないのではないか?
と思いますが、こちらはいかがでしょうか?

すみません、
ご指南宜しくお願い致します。

名前: 
しん
日時: 
05/11/09 14:05

コメント

しんさん,こんにちわ。

>従来のNetBIOSではセッション開始時、相手のNetBIOS名を

従来のNetBIOSというのはNetBEUIのことを指すのかしら?
そう仮定すれば,これは当たってますね。ビンゴです。

でも,NetBIOSの元々の動作はそうではありません。
最初のNetBIOSは,
NetBIOS専用の独自方式のLANで動くことを前提に作られたもので,
MACアドレスっていう考え方自身がありませんでした。
MACアドレスの代わりに,16バイトの名前をアドレスとして使っていたんです。
つまり,NetBIOSの名前がアドレスそのものだったということです。
だから,名前をブロードキャストしてMACアドレスを調べる必要はありませんでした。

>NBTではネットワーク層でのブロードキャストでNetBIOS名を送信し、

これは ビンゴ! です。

>要はNetBIOSとデータリンク層の間にTCP/IPを埋め込んだことで

おおむね ビンゴ です。
ただ,正確にいうと,NetBIOSとデータリンク層の間に埋め込んだのではなく,
元々専用のLANで動いていたNetBIOSという仕組みを,
TCP/IPでエミュレーションしたことになります。

>なんだかNBTになって手順が冗長になってしまっている

これも ビンゴ!! です。
NetBIOSは独自な仕組みですから,そのままではTCP/IPと共存できません。
そこで,冗長になることは承知の上でTCP/IP上で動かしているわけです。

>ある文献で「NetBIOS名はIPアドレスのようなもの」と書かれていたのですが、

上に書いたように,最初は,名前がアドレスだったわけです。
だから,IPアドレスのようなものという表現は当たっています。
これを書いた人は,最初の状況を念頭において書いたんじゃないかしら。