返信

しんさん,こんにちわ。

>従来のNetBIOSではセッション開始時、相手のNetBIOS名を

従来のNetBIOSというのはNetBEUIのことを指すのかしら?
そう仮定すれば,これは当たってますね。ビンゴです。

でも,NetBIOSの元々の動作はそうではありません。
最初のNetBIOSは,
NetBIOS専用の独自方式のLANで動くことを前提に作られたもので,
MACアドレスっていう考え方自身がありませんでした。
MACアドレスの代わりに,16バイトの名前をアドレスとして使っていたんです。
つまり,NetBIOSの名前がアドレスそのものだったということです。
だから,名前をブロードキャストしてMACアドレスを調べる必要はありませんでした。

>NBTではネットワーク層でのブロードキャストでNetBIOS名を送信し、

これは ビンゴ! です。

>要はNetBIOSとデータリンク層の間にTCP/IPを埋め込んだことで

おおむね ビンゴ です。
ただ,正確にいうと,NetBIOSとデータリンク層の間に埋め込んだのではなく,
元々専用のLANで動いていたNetBIOSという仕組みを,
TCP/IPでエミュレーションしたことになります。

>なんだかNBTになって手順が冗長になってしまっている

これも ビンゴ!! です。
NetBIOSは独自な仕組みですから,そのままではTCP/IPと共存できません。
そこで,冗長になることは承知の上でTCP/IP上で動かしているわけです。

>ある文献で「NetBIOS名はIPアドレスのようなもの」と書かれていたのですが、

上に書いたように,最初は,名前がアドレスだったわけです。
だから,IPアドレスのようなものという表現は当たっています。
これを書いた人は,最初の状況を念頭において書いたんじゃないかしら。

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