ONUについて

こんばんわ。
2回目の書き込みさせて頂きます。しまと申します。

最近ONUの説明で、『ONUは光信号を100BASE-TXの信号に変換する』なんて
いうものを見かけました。

たとえば以下のような構成になっている場合、

------ATM回線-------|ONU|------|ルータ|----|LANスイッチ|---
                 ↑         ↑
                 UTPケーブル    UTPケーブル

ONU~ルータ間はケーブルはUTPケーブルで接続していますが、フレーム
フォーマットとしてはイーサネットではなく、ATMなのだと思うのですが
どうなのでしょう?

また、最近はやり?の広域イーサネットサービスの場合、以下のような
構成になるかと思うのですが、(もちろんLANスイッチの変わりにルータや
L3スイッチでもよいですが。)

---広域イーサネット回線---|回線終端装置|------|LANスイッチ|------
                             ↑
                           UTPケーブル

この場合は回線終端装置とLANスイッチ間はイーサーフレームが流れると思います。
しかし、回線終端装置はONUと呼ばないので、どちらかというと
メディアコンバータが適切な表現なのではないかと思うのですが。
(ちなみにNTT東の広域イーサネットサービス(スーパーワイドLAN)には
回線終端装置と書いてあり、ONUともメディアコンバーターとも表現さ
れていませんでした。)

この辺はどのように考えたらよいのかご教授いただけたらと思います。

P.S
蛇足的な質問ですが、広域イーサネットサービスって実際に網の中
(ユーザー宅からネットワークサービス業者の機器間)もイーサネット
フレームがそのまま流れているのですがかね?
もしかするとユーザー宅の回線終端装置から先はATMになっているって
ことはないですかね。ADSLのように・・・。

名前: 
しま
日時: 
03/04/23 23:13

コメント

しまさん,こんにちわ。

私もそんなに詳しくないのですが,
一口にONUといっても,中身は一つではありません。
たとえば,NTT東のBフレッツの場合,
ニューファミリータイプは光ファイバを途中で分岐させますが,
ビジネス/ベーシックは分岐しません。
分岐するのとしないのとでは,光ファイ内を流れる信号も違いますし,
光信号をユーザインタフェース(Bフレッツの場合はイーサネット)用の
電気信号に変換する方法も違います。

だから,ONUという言葉で全部をひとまとめにして考えるのではなく,
Bフレッツのビジネス/ベーシック用の回線終端装置とか,
ニューファミリー用の回線終端装置とか,
有線ブロードネットワークスの回線終端装置,
といった具合に別のものして考えた方がよいでしょう。

ちなみに,Bフレッツのビジネス/ベーシック用の回線終端装置や
有線ブロードネットワークスの回線終端装置は
イーサネットのメディアコンバータだと思います。
ニューファミリーの回線終端は,PON系の技術を使ったもののはずです。
PDSとか,PONというキーワードで検索すると解説のページが見つかるのでは...

それから,回線終端装置から先は,ATMとは限らないですね。
ADSLの場合は,標準がそう定めているので大半の事業者はATMのセルが流れますが,
中には,ATMを使わない事業者もあります。
もちろん,それは非標準なのですが...

それから,広域イーサネットの中にイーサネットのフレームがそのまま流れるかどうか
という疑問ですが,答えはイエスでありノーでもあります。
要するに,イーサネットのパケットを運べればいいわけですから,
それを電気や光の信号に直接乗せてもいいですし,
EoMPLSといった技術を使って,別のフレームの中に入れてもかまいません。
大半の通信事業者は,複数の技術を組み合わせてサービスを実現しているはずですが,
その組み合わせ方は通信事業者によって異なるでしょう。

こんわんわ。
ご回答ありがとうございます。

うーん一口にONUといってもいろいろな種類があるのですね。
もっとその辺勉強します~。
ありがとうございました。