加納さん,はじめまして。
>日進月歩のこの世界で生き抜く為、 >どのようなことに気をつけていますか?
うーむ。難しい質問ですね。 いろいろな要素があるので,一言では説明しきれませんが, やはり,基本的な仕組みや考え方を正しく理解することが ポイントじゃないかと思っています。 今のネットワークは,いろいろな技術を組み合わせた 複合的なシステムなので,一見複雑に見えますが, 基本的な仕組みや考え方自身は,それほど難しくないですし, 基本がわかっていれば,その先はなんとかなるように思います。 ところが,その基本をきちんと説明してくれる情報源が 少ないような気がします。特に,日本語は。 そこが問題かもしれません。
>うーん、質問の範囲が広すぎますよね。ネットワークに障害があると、それを切り分けるのには非常に高い技術が必要だと思います。 >ルータの設定する能力、ログの読み方、サーバーOSの設定の仕方、挙げればきりがないわけですが、
覚えなくちゃいけないことは沢山あって,本当にキリがないですね。 ただ,障害切り分けに的を絞ると, LANアナライザなどでパケットを分析する方法が 有効な場合が多いように思います。というか, 私は,おかしいと思ったら,まずLANアナライザでパケットを調べてみます。 サーバ関連のトラブルだったら,ログを調べることも多いです。 そのとき重要なのは,何を調べればいいのかを判断することでしょうか。 複数のマシンの連携動作に異常がありそうなら, やり取りのパケットを調べるし, ソフトの内部の動きに問題がありそうなら, ログを見る,といったところです。
でも,調べるときに,その内容が全部 頭の中に入っているわけではありません。 RFCやマニュアルなどを見ながら調べていきます。 そのときに重要なのは,役だつ情報源がどこにあるのか, という知識だと思います。 Googleなどの検索エンジンはよく使います。 それから,当サイトの用語事典もよく使います。 (http://www.glasscom.com/tone/glossary/) 自分の解説文を読むんじゃなくて, 参考資料の欄からリンクをたどって調べるんですけど。 もともと,あの用語事典は, そうやって自分で使うために作り始めたものでした。
雑誌や書籍も重要な情報源ですが, こちらの方は,障害切り分けの情報源というよりは, 日常の情報収集というか,知識の習得というか, そういう意味合いが強いと思います。 まあ,その辺は,皆さんと同じで, 特別なことはないように思います。
>(先日もルータが落ちる原因がなかなか分からなかったのですが、code redの影響だと結論を出すまで、かなり時間がかかりました。スキル不足はなはだしいです)
これは,実は,難しい問題の例だと思います。 code redの攻撃でルータが落ちてしまうのは, ルータの出来が悪いところに問題があるのですが, そういった,個々の製品の出来不出来の問題や, ソフトウェアのバグに起因する問題を解決するのは,難しいです。 本来こうなるはずのものが,そうならない, ということを見極めなくてはいけないのですから。 code redの場合は,マスコミなどで,かなり話題になりましたから, ニュースやメーリングリストなどの情報を参考に 大半の人が障害に対応できたのではないかと推測しますが, そうした情報がなければ,原因究明は難しかったはずです。
思いつくまま書いていたら,長くなってしまいました。 質問の答えになってますか?
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覚えなきゃいけないこと多いですね
加納さん,はじめまして。
>日進月歩のこの世界で生き抜く為、
>どのようなことに気をつけていますか?
うーむ。難しい質問ですね。
いろいろな要素があるので,一言では説明しきれませんが,
やはり,基本的な仕組みや考え方を正しく理解することが
ポイントじゃないかと思っています。
今のネットワークは,いろいろな技術を組み合わせた
複合的なシステムなので,一見複雑に見えますが,
基本的な仕組みや考え方自身は,それほど難しくないですし,
基本がわかっていれば,その先はなんとかなるように思います。
ところが,その基本をきちんと説明してくれる情報源が
少ないような気がします。特に,日本語は。
そこが問題かもしれません。
>うーん、質問の範囲が広すぎますよね。ネットワークに障害があると、それを切り分けるのには非常に高い技術が必要だと思います。
>ルータの設定する能力、ログの読み方、サーバーOSの設定の仕方、挙げればきりがないわけですが、
覚えなくちゃいけないことは沢山あって,本当にキリがないですね。
ただ,障害切り分けに的を絞ると,
LANアナライザなどでパケットを分析する方法が
有効な場合が多いように思います。というか,
私は,おかしいと思ったら,まずLANアナライザでパケットを調べてみます。
サーバ関連のトラブルだったら,ログを調べることも多いです。
そのとき重要なのは,何を調べればいいのかを判断することでしょうか。
複数のマシンの連携動作に異常がありそうなら,
やり取りのパケットを調べるし,
ソフトの内部の動きに問題がありそうなら,
ログを見る,といったところです。
でも,調べるときに,その内容が全部
頭の中に入っているわけではありません。
RFCやマニュアルなどを見ながら調べていきます。
そのときに重要なのは,役だつ情報源がどこにあるのか,
という知識だと思います。
Googleなどの検索エンジンはよく使います。
それから,当サイトの用語事典もよく使います。
(http://www.glasscom.com/tone/glossary/)
自分の解説文を読むんじゃなくて,
参考資料の欄からリンクをたどって調べるんですけど。
もともと,あの用語事典は,
そうやって自分で使うために作り始めたものでした。
雑誌や書籍も重要な情報源ですが,
こちらの方は,障害切り分けの情報源というよりは,
日常の情報収集というか,知識の習得というか,
そういう意味合いが強いと思います。
まあ,その辺は,皆さんと同じで,
特別なことはないように思います。
>(先日もルータが落ちる原因がなかなか分からなかったのですが、code redの影響だと結論を出すまで、かなり時間がかかりました。スキル不足はなはだしいです)
これは,実は,難しい問題の例だと思います。
code redの攻撃でルータが落ちてしまうのは,
ルータの出来が悪いところに問題があるのですが,
そういった,個々の製品の出来不出来の問題や,
ソフトウェアのバグに起因する問題を解決するのは,難しいです。
本来こうなるはずのものが,そうならない,
ということを見極めなくてはいけないのですから。
code redの場合は,マスコミなどで,かなり話題になりましたから,
ニュースやメーリングリストなどの情報を参考に
大半の人が障害に対応できたのではないかと推測しますが,
そうした情報がなければ,原因究明は難しかったはずです。
思いつくまま書いていたら,長くなってしまいました。
質問の答えになってますか?