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クリスさん,こんにちわ。
拙著お読みいただきありがとうございます。

> 1.ブリッジのループ

ブリッジやスイッチングハブをケーブルで繋いでできたネットワークを辿っていったときに,
輪ができている状態を指します。
輪っかができていると,そこでパケットがグルグル回ります。
パケットがブロードキャストだと,ループ部分をずっと回り続け,
さらに,ブリッジやスイッチングハブがそのパケットをばら撒きます。
その結果,ブロードキャストパケットが非常に多くなり,
ネットワークは混雑した状態になります。
その状態をブロードキャストストームと呼びます。
スパニングツリーはその現象を防ぐために,ループを検出して,
ループ部分の一箇所でパケット中継動作を止めます。
すると,パケットがグルグル回る現象を避けることができます。
なお,ソースルーティングは今のTCP/IPネットワークで
使うことはないと思ってよいでしょう。

> 2.CSMA/CDでの衝突(コリジョン)

『ネットワークはなぜ...第2版』の214ページ,図3.10にあるように,
スイッチングハブのポートにコンピュータを1台だけ繋いだ状態だと,
コンピュータから出て行く信号とコンピュータに入る信号が
別々の信号線を流れるため,つまり,信号は交わりませんから,
コリジョンは起こりません。
ただし,スイッチングハブを使う場合でも,スイッチングハブとリピータハブを
混在利用するとリピータハブでコリジョンが起こります。

コリジョンは複数の信号が混じり合った状態を指します。
信号が混じり合うと,受信側で元のデジタルデータに戻せないため,
信号が壊れたと解釈します。
その状況を,パケットが衝突して壊れたと言うわけです。
この信号の混じり合いはリピータハブの内部で起こります。
つまり,リピータハブの複数のポートから信号が同時に入ってくると,
(このときの信号は受信側の信号線を流れてきます。)
リピータ回路で混じり合い,その混じった信号が
リピータハブのポートの送信側の信号線から送信されます。

こんな説明でわかりますか?

それから以下の記述は正しいですよ。

> CSMAで、だれもデータを送信していないことを確認してから(以下引用省略)

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