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井戸紀久生さん,はじめまして。

図3.21は図3.20と同じIPアドレスを使って説明してあるので,
わかりにくかったかもしれませんが,この図は間違ってません。
両方とも,グローバルアドレス側からプライベートアドレス側に
パケットを中継するときに宛先アドレスを書き換え,
プライベート側からグローバル側にパケットを中継するときに,
送信元を書き換えるという点は変わりませんから,
その点だけ見れば,二つの図は同じように見えるかもしれません。

でも,図3.21と図3.20はパケットの順番は逆になってます。
図3.20は最初にプライベート側からグローバル側にパケットが出て行った後,
応答パケットが入ってくるのに対して,
図3.21は最初にパケットが入って来た後,応答パケットが出て行ってます。
図3.20だと,最初にパケットが出て行きますから,
そのときに対応表に自動登録できますが,
図3.21だと,最初にパケットが入ってくるので,対応表に自動登録できない,
ということが目で見てわかるように図を二つ用意したわけです。

そして,図3.21のような状況だと自動登録できませんから,
事前に手動で対応表を作っておかなければいけないのですが,
そのときに手動で登録するのは,
・プライベートアドレス側のアドレスとポート番号
・グローバルアドレス側のポート番号
です。
つまり,グローバルアドレス側のIPアドレスは,
アドレス変換装置に割り当てたものなので,その値を指定する必要ありませんが,
それ以外の値はすべて手動登録するということです。

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