P169 の図3.21の中ほどの右からクライアントとなり、ひだりへサーバーへとなっていますが、クライアントからの送信元アドレス ポートはサーバーのものではないでしょうか?もしこれで正解なら図3.20との違いがよくわかりません。あと、手動で登録とありますが、対応表のどの部分なのでしょうか?
井戸紀久生さん,はじめまして。
図3.21は図3.20と同じIPアドレスを使って説明してあるので, わかりにくかったかもしれませんが,この図は間違ってません。 両方とも,グローバルアドレス側からプライベートアドレス側に パケットを中継するときに宛先アドレスを書き換え, プライベート側からグローバル側にパケットを中継するときに, 送信元を書き換えるという点は変わりませんから, その点だけ見れば,二つの図は同じように見えるかもしれません。
でも,図3.21と図3.20はパケットの順番は逆になってます。 図3.20は最初にプライベート側からグローバル側にパケットが出て行った後, 応答パケットが入ってくるのに対して, 図3.21は最初にパケットが入って来た後,応答パケットが出て行ってます。 図3.20だと,最初にパケットが出て行きますから, そのときに対応表に自動登録できますが, 図3.21だと,最初にパケットが入ってくるので,対応表に自動登録できない, ということが目で見てわかるように図を二つ用意したわけです。
そして,図3.21のような状況だと自動登録できませんから, 事前に手動で対応表を作っておかなければいけないのですが, そのときに手動で登録するのは, ・プライベートアドレス側のアドレスとポート番号 ・グローバルアドレス側のポート番号 です。 つまり,グローバルアドレス側のIPアドレスは, アドレス変換装置に割り当てたものなので,その値を指定する必要ありませんが, それ以外の値はすべて手動登録するということです。
コメント
パケットが流れる順番が逆になります
井戸紀久生さん,はじめまして。
図3.21は図3.20と同じIPアドレスを使って説明してあるので,
わかりにくかったかもしれませんが,この図は間違ってません。
両方とも,グローバルアドレス側からプライベートアドレス側に
パケットを中継するときに宛先アドレスを書き換え,
プライベート側からグローバル側にパケットを中継するときに,
送信元を書き換えるという点は変わりませんから,
その点だけ見れば,二つの図は同じように見えるかもしれません。
でも,図3.21と図3.20はパケットの順番は逆になってます。
図3.20は最初にプライベート側からグローバル側にパケットが出て行った後,
応答パケットが入ってくるのに対して,
図3.21は最初にパケットが入って来た後,応答パケットが出て行ってます。
図3.20だと,最初にパケットが出て行きますから,
そのときに対応表に自動登録できますが,
図3.21だと,最初にパケットが入ってくるので,対応表に自動登録できない,
ということが目で見てわかるように図を二つ用意したわけです。
そして,図3.21のような状況だと自動登録できませんから,
事前に手動で対応表を作っておかなければいけないのですが,
そのときに手動で登録するのは,
・プライベートアドレス側のアドレスとポート番号
・グローバルアドレス側のポート番号
です。
つまり,グローバルアドレス側のIPアドレスは,
アドレス変換装置に割り当てたものなので,その値を指定する必要ありませんが,
それ以外の値はすべて手動登録するということです。