基礎から分かるネットワーク入門 メールの部分について

お久しぶりです。戸根先生 よろしくお願いします。

ナイペータです。

今回は、基礎から分かるネットワーク入門のP228の「電子メールの仕組み」
の部分で質問です。

P228にて、「・・・ほとんどのデータは8ビット・データである・・」と
記述されていますが、なぜなのでしょうか?決まっていることなのでしょうか?また、注釈にある「Base64」についてですが、「3バイトのバイナリデータを4バイトのASCII文字で表現する」とありますが、これは本来の8ビットのデータをBase64で7ビットのデータにすることと関係あるのですか?どうも、計算過程が不明です。

また、P233の「非ASCII文字をヘッダー・フィールドに使う場合のフォーマット」として記述がされていますが、実際のところこれは、どこに書くものなのでしょうか?

以上 長くなりますがよろしくお願いいたします。
ナイペータ

名前: 
ナイペータ
日時: 
04/08/28 21:18

コメント

ナイペータさん,こんにちわ。

> 「・・・ほとんどのデータは8ビット・データである・・」

ここで言っているデータは,
特定のアプリケーションのデータを指しているわけではありません。
今のコンピュータは,いわゆるバイトマシンですから,
ほとんどの場合,そのデータは8ビットのバイナリデータになる,
という程度の意味です。
8ビットのバイナリデータだと見なして,
エンコーディングを施せば問題は起こらないので,
そう考えるのが便利ということでもあります。

> 注釈にある「Base64」についてですが、

Base64は,24ビット分のバイナリデータを
6ビットずつ四つの部分に区切って,
その6ビットの値をASCII文字に対応付けます。
その結果,3バイト分のデータが4文字になります。
詳しくは,Base64の解説を参照してください。

下記のページがコンパクトにまとめて解説してくれています。
http://wind-master.dip.jp/soft-info/base64.html

> P233の「非ASCII文字をヘッダー・フィールドに使う場合のフォーマット」
> 実際のところこれは、どこに書くものなのでしょうか?

日本語でメールのタイトルを書いたり,
送信元や宛先のアドレスとして,
"戸根勤"
というように日本語で書いたりすると,
その部分を図9の方法でASCII文字に変換してから送信することになっています。
この辺は,メールの生データを見てみるとわかります。

戸根先生、ありがとうございました。

新たに質問があります。DNSに関する質問ですが、
P251にてドメインの問い合わせの手順をnikkeibp.co.jpという
例で紹介していますが、jpドメインのDNSサーバーが次に知らせるのは
coドメインのDNSサーバであると思われるのですが、なぜjpドメインの
DNSサーバはnikkeibpドメインのDNSサーバのアドレスを返したのでしょうか?キャッシュがあったということですか?

「ネットワークはなぜつながるのか」のDNS説明においても、jp→coという順序で検索しているようですし。

P251には、「COドメインに関する情報は自分で調べ・・・」と書かれていますが、では.(トップレベルドメイン)であってもjpを返してこなくても
co以下まで調べられるのでは?と思えてなりません。

以上 よろしくお願いいたします。

ナイペータ

ナイペータさん,こんにちわ。
メッセージを見逃しており,返事遅くなってしまいました。
スミマセン。

実際のDNSサーバがどうなっているのかがわかると,
この疑問の答えが見えてきます。

jpドメインを管理しているDNSサーバは,
JPNICなどの団体が運営しているのですが,
その同じサーバにcoドメインの情報も登録されています。
だから,jpのDNSサーバは,coの情報もわかるんです。

一方,ルートドメインの方は,
DNSサーバは全世界に13台あるのですが,
そこにはトップレベルドメインの情報しか登録されていません。
だから,jpやcoの情報がわからなので,あっちで聞け,
と回答するんです。

戸根先生 返信ありがとうございます。

いつも、私の疑問点に答えていただきうれしいです。
疑問点が消えていくのが実感できます。

今後とも、よろしくお願いします。
ナイペータ