二つ質問あります(NICが複数、OSPF)
先生
お世話になります。
ご無沙汰しております。ナイペータでございます。
今回、二点ほど質問があります。
よろしくお願いいたします。
1.NICが二つ以上ある場合のIPアドレスについて
IPV4において、一つの物理的なサーバやPCにNICを複数つけることがあると思います。その際、それぞれにIPアドレスを設定できるのでしょうか。それともチーミングなどによって、複数のIPアドレスにはならずに一つのIPアドレスのままということになるのでしょうか。
2.OSPFを使用する場合は、L3スイッチ等がデータリンク層によって通信できる必要があると聞きました。つまり、同一LAN内にL3スイッチ群が存在している必要があるということになります。しかし、いまいちしっくりこないのですが、L3スイッチは別LANに存在していることもあるでしょうし、もちろんL3スイッチ群は経路情報をやり取りもします。どう考えても、データリンク層以上の通信の方が必要であると思うのです。OSPFはデータリンク層で通信していると考えるのがやはり正解なのでしょうか。
よろしくお願いします。
以上
日時:
16/09/13 07:50
コメント
インタフェースのそれぞれにアドレスを割り当てるのがIPの原則
ナイベータさん、こんにちわ。
> 1.NICが二つ以上ある場合のIPアドレスについて
インタフェースの一つ一つにIPアドレスを割り当てるのがIPの原則です。
なので、インタフェースが二つあれば、それぞれにIPアドレスを割り当てます。
それから、チーミングの場合ですが、
これはチーミングという言葉を整理するところから始める必要があります。
というのは、チーミングという言葉は一つの技術を指すのでなく、
設定方法によって、いくつかの技術を使い分けることができ、
実体が一つではないからです。
その中の一つ、リンクアグリゲーションによって複数のインタフェースを束ねる方法だと、
束ねたインタフェースが仮想的な一つのインタフェースになり、
その一つの仮想インタフェースに一つのIPアドレスを割り当てます。
ここでも、インタフェースのそれぞれににIPアドレスを割り当てるという
IPの原則は変わりません。
説明は省きますが、その他の方法でも、
結局のところ、インタフェースのそれぞれにIPアドレスを割り当てる
という原則は変わりません。
> 2.OSPFを使用する場合は、
質問の意図が分かりかねるのですが....
データリンク層という抽象的な言葉で考えると分かりにくいので、
「イーサネットなど」という言葉で置き換えて考えると良いと思います。
> L3スイッチ等がデータリンク層によって通信できる必要があると...
「L3スイッチ等はイーサネットなどで通信できる必要がある。」
ということになりますよね。
正に、その通りです。
> L3スイッチは別LANに存在して...
この部分はどういう意味でしょうか?
> データリンク層以上の通信の方が必要
イーサネットなどで通信できれば、それで十分なはずです。
> OSPFはデータリンク層で通信していると考えるのがやはり正解
大雑把なところでは、そういうことになります。
データリンク層という言葉はとはちょっと意味合いが違いますが、
イーサネットとか、無線LANとか、通信回線とか、
IPパケットを運ぶパケットシステムで通信しています。
TCP/IPでは、そうしたパケットシステムを総称して
ネットワークアクセス層とかリンク層とか呼びます。
ありがとうございます。
先生
返信ありがとうございます。
もう少し、自分でも考察してみます。
OSPFの件は、ネットワークスペシャリスト試験の
中に問題として出ていたため質問しました。
もう少し自分でも考えてみます。
以上