カテゴリー6の規格の周波数帯域のことについて教えてください

LANケーブルのカタログでカテゴリー6に周波数帯域の項目がありまして、
カテゴリー5eは「~100MHz」でカテゴリー6は「~250MHz」となっています。
この周波数帯域とはどのようなことでしょうか。
よろしく御願いします。

名前: 
岩下 勇次
日時: 
02/05/08 19:53

コメント

岩下さん,はじめまして。

電気信号には,周波数が高くなるほど遠くに届きにくくなる
という性質があります。
そのため,周波数が高いほど,信号を遠くまで伝えるのが難しくなり,
ケーブルも高い品質のものが必要になります。
言い換えると,伝えることができる周波数が高いほど,
ケーブルの品質は高い,ということになります。
(信号の漏れ(クロストーク)など,品質を表す要素は周波数以外にもあります)
そこで,ケーブルの品質を表す代表的な指標として,
信号の周波数を用いるわけです。
カテゴリ6というのは,250MHzまでの信号を100メートル先まで
届けるのに十分な品質を持っていると考えればよいでしょう。

ちなみに,1ギガビットイーサネットの信号の周波数は,
約125MHz以下ですから,エンハンストカテゴリ5で十分です。
250MHzの周波数が必要なLAN方式は今のところありません。
ですから,特殊な場合を除いて,カテゴリ6までは必要ないことになります。

戸根様

 早速ご返事をいただきまして誠にありがとうございます。
もう少し、ご質問を御願いします。よろしく御願いします。

1ギガビットの周波数帯域は約125MHz以下ですから,
エンハンストカテゴリ5で十分だと分かりましたが、
この周波数帯域は伝送速度にも関係しているとの事ですね。
周波数帯域はどのようにして決まるのでしょうか。
LANの技術的な基礎知識がないものですから周波数帯域が分かりません。
電話回線は音声の上限が3KHzまでだから、周波数帯域は3KHz位と聞いた
ことはありますが、LANの場合の周波数帯域は“音声の上限が3KHz”に
相当するようなことは何があるのでしょうか。
どうぞよろしく御願いします。

ギガビットイーサネットの信号は少し複雑なので,
ここで詳しく説明できませんが,簡単にいうと,
ギガビットイーサネットの信号は,毎秒125メガ回,の速さで変化します。
だから,125MHzの周波数を伝えることができるケーブルを使えば,
相手まで届く,というですけど。

ギガビットではなく,10メガと100メガの信号なら
『完全理解TCP/IPネットワーク』(戸根勤著 日経BP社)の
第4章に解説があります。
これで,考え方はある程度わかると思います。

ご返事が遅くなりましてすみませんでした。
『完全理解TCP/IPネットワーク』(戸根勤著 日経BP社)を
購入いたしましてただいま勉強しております。
どうもありがとうございました。