PPPoE接続のISP側の構成について

こんにちは、光の父です。また質問させてください。
PPPoE固定IP接続で固定IPサービスの1IP契約場合、ブロードバンドルータのWAN側
にIPアドレスが(自動で)振られます。が、複数IP契約場合、ルータのLAN側に
IPアドレスの設定を手動で行います。同じ固定IPサービスなのに、IPアドレスの
設定位置がWAN側・LAN側と違います。また、設定方法も違いがあります。
一般にISP側も、1IPと複数IP固定サービスで、実際にユーザを収容するルータや
設定が違うものなのでしょうか?

名前: 
光の父
日時: 
05/04/01 17:31

コメント

光の父さん,こんにちわ。

PPP(PPPoEやPPPoAを含む)には,
接続時に相手にアドレスを割り当てる機能があります。
IPアドレスが一つなら,この機能を使ってアドレスを割り当てることができます。

ところが,IP8とかIP16といったような,
いわゆるネットワーク接続型のサービスの場合には,この機能を使えません。
PPPは1対1で接続するために作られたプロトコルですから,
相手は1台であり,割当てるアドレスも一つで十分,と考えるので,
複数のIPアドレスを割当てる(ネットワーク番号だけを割当てるということ)が
できないからです。
そのため,ネットワーク接続型の場合は,
ルータのLAN側ポートに手動でアドレスを設定することになるんです。
また,ネットワーク型接続の場合には,LAN側に割当てるアドレスを,
ISP側のルータの経路表に登録しておかないといけませんね。

その設定がありますから,複数IPサービスを
IP一つのサービスと同じように扱うわけにはいかないでしょう。

戸根先生へ。ご回答ありがとうございます。

ひとつだけならPPP(PPPoEやPPPoAを含む)でIPアドレスを割り当てられるので
1IP契約では、それを利用して割り当てる。
複数IP契約では、それができないのでユーザにアドレスを設定してもらう。
ということですね。
それについては理解できました。

でも、また疑問が出てきました。
複数IP契約の可能なISPはだいたいunnumberedを使い、ユーザ側ではLAN側で契約
したIPアドレスを使うことを要求しているみたいです。
複数IP契約でもらったIPアドレスを、WAN側に設定して使う形態はないのかな?
という疑問です。


が、検索したら自己解決しました。あるみたいですね。
ユーザ側でマルチNAT対応ルータを使ってWAN側=固定IP,LAN側=プライベートIPに
変換して使うようなサービスです。