第五章での質問
ナイペータでございます。
戸根先生 よろしくおねがいします。
今回は、第五章のプロキシ(リバース・フォワード)について質問です。
フォワードプロキシとリバースプロキシの違いとは、私が解釈したイメージとしまして、最初にフォワードプロキシが登場し、キャッシュとして機能したが、使用にはブラウザで設定を行う必要があった。その後、ブラウザの設定を行わなくてもよいリバースプロキシが登場した。とういことです。
現在は、プロキシで使用されているのはリバースかフォワードのどちらなのでしょうか?もしくは、使用目的によって使い分けられているのですか?これらの使い分けによる恩恵がイメージできません。
今まで、プロキシとはデータをキャッシュしておくことによって返信処理の高速化やサーバ等の負荷軽減のために行うものだと理解してました。
今回、若干それらをすこし掘り下げた内容でしたので戸惑っています。根本的な部分が私自身において欠損しているように思われるのでいくらかご享受いただけるとありがたいです。
お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
ナイペータ
日時:
04/05/29 01:28
コメント
フォワードとリバースは設置場所と設定の手間で選択
ナイペータさん,こんにちわ。
> 最初にフォワードプロキシが登場し、キャッシュとして機能したが、
> 使用にはブラウザで設定を行う必要があった。
> その後、ブラウザの設定を行わなくてもよいリバースプロキシが登場した。
ビンゴ!
> 現在は、プロキシで使用されているのはリバースかフォワードのどちらなのでしょうか?
図5.9(a)のように,サーバの手前には置く場合はフォワードプロキシではだめですから,
リバースプロキシを使うことになります。
クライアント側とサーバ側の運用が異なるので,
クライアントにプロキシを設定できないからです。
図5.9(c)も同じ理由でフォワードプロキシは使えないのでリバースプロキシにします。
図5.9(b)なら,クライアントとプロキシは同じ組織で運用するでしょうか,
フォワードプロキシを使えます。
このケースはリバースプロキシも使えるので,両方使えることになります。
どちらを選ぶかは,状況次第ですね。
リバースプロキシを使う場合は,
サーバにアクセスする経路の途中にプロキシをおかなければいけないのですが,
うまい具合に経路の途中にプロキシを置けるかどうかとか,
フォワードプロキシの場合はクライアントにプロキシを設定するので,
それができるかといったことが判断基準になるでしょう。
> 使用目的によって使い分けられているのですか?
フォワードプロキシもリバースプロキシも利用効果は変わらないので,
目的による違いというのはありません。
上で説明したように,設置場所と設定の手間で選択するのが一般的でしょう。
フォワードとリバースの利用は、臨機応変に使い分けている
戸根先生 回答ありがとうございました。
日々、勉強させていただいています。
フォワードとリバースの利用は、臨機応変に使い分けている
ということだったんですね。納得です。
リバースプロキシはP276にもあるように、フォワードプロキシの代わりになると書いてありますので、リバースプロキシでなんでもできるということになります。とういことは、フォワードを使う理由とういうのは、いままでずっとリバースを使っていていまさら変えるのは、面倒だとういことなんですか?特に、フォワードを使う理由がないようにも思います。P277にもあるように、HTTPの使用が改良され、Hostヘッダーを使ってサーバーに転送できるみたいなので。
何度も申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
ナイペータ
経路上にプロキシを置けないときはフォワード
> フォワードを使う理由とういうのは、いままでずっとリバースを使っていて
> いまさら変えるのは、面倒だとういことなんですか?
そういう理由が多いでしょうね。
それから,リバースプロキシの場合は,
パケットが通る経路上にプロキシサーバを置かなければいけませんが,
それが出来ないときにフォワードプロキシを使います。