TCPとIPについて
はじめまして。仁と申します。
私はネットワークの勉強をはじめてまだ日が浅いので
初心者みたいな質問で恐縮ですが、お答え頂ければ幸いです。
TCPはコネクション型のプロトコル。
IPはコネクションレス型のプロトコル。
と、私の持っている本には書いてあるのですが、
IPがコネクションレス型のプロトコル。
では、UDPの立場はどうなるのでしょうか?
UDPはコネクションレス型だったと思うんですが。
それに、IP層ではルーティングを行う層なので、
コネクションレス型の意味がわかりません。
プロトコルなどを調べてみると、
SMTPは、トランスポート層はTCPを使用し、
DNSは、トランスポート層はUDPを使用する。
これは、SMTPはコネクションを確立して、
DNSは、コネクションを確立しないと言う事ですよね?
そうなると、あれ?IPは何?という感じに思ってしまいます。
IPのコネクションレス型と言うのはUDPのコネクションレス型とは
意味が違うのでしょうか?
このような書き方で質問を理解していただけるか不安ではありますが、
ご回答の程、宜しくお願い致します。
日時:
02/08/13 14:58
コメント
コネクション型とコネクションレス型はどの階層にも共通する考え方です
仁さん,はじめまして。
コネクション型とコネクションレス型というのは,
ネットワークの階層には関係なく,どの階層にも共通する考え方です。
TCP/IPのトランスポート層には,
TCP : コネクション型
UDP : コネクションレス型
という二つのプロトコルがありますが,
本来,これと同様に,ネットワーク層にも両方のタイプがあるはずなのです。
ところが,TCP/IPのネットワーク層にはコネクションレス型のIPだけしかなく,
コネクション型のプロトコルが存在しません。
理論的には両方揃っている方が美しいのですが,
実用上は必要ないので,TCP/IPではコネクション型のネットワーク層プロトコルを
定義していないわけです。
そこが混乱の元じゃないかしら。
余談ですが,コネクションとかコネクションレスという言葉は,OSIが使い始めたもので,
そのOSIプロトコルには,きっちりと,各層毎に
コネクション型とコネクションレス型のプロトコルが両方定義されています。
元々,OSIにはコネクション型しかなかったところに,
後からコネクションレス型のプロトコルを追加したのですが,
まあ,そんなことは今となってはどうでもよいことですね。
>IPのコネクションレス型と言うのはUDPのコネクションレス型とは
>意味が違うのでしょうか?
同じ意味です。