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SIPのサーバには,次の3種類があるようです。
(この他にもロケーションサーバとかいろいろなものが登場しますが...)
・リクエストを受け付けるサーバ
・リクエストを他のサーバに転送するプロキシーサーバ
・別のサーバにリクエストし直すよう促すリディレクトサーバ
あまり詳しくRFCを読んでいないのですが,
この三つは,状況に応じて使い分けできるのだと思います。
だから,米田さんのおっしゃるように
接続相手のアドレスがわかっている状況なら,
そこに直接接続して,リクエストを送れるのだと思います。
ただ,相手のIPアドレスがわからない状況だと,
プロキシーサーバやリディレクトサーバがあると便利ですから,
多分,そうした仕組みを使うのだと思います。

SIPの仕様は,そうした役割や機能を
サーバとして定義しているだけなのに対して,
日経コミュニケーションの記事は,
プロキシーサーバとリディレクトサーバ機能を持った
サーバマシンを用いたシステムを想定して,
SIPの動きを説明しているようです。
で,そこには,米田さんが疑問に思った,
相手に直接接続する,という一番シンプルな形態が抜けている,
ということだと思います。

雑誌のように,限られたページ数で解説する場合には,
このように,ある局面だけ取り出して説明する,
という手法を使いますし,ページ数の制約を考えると,
それはそれで有効な手法なのですが,
必ずしも全体像を表すものではありません。
だから,米田さんのような疑問が湧いてくるのは当然のことですし,
疑問が湧いてくることが正しく理解している証だと思います。

そうした疑問を解決するには,もっと多く情報を収集して
物事の真相に迫るしかないですね。
まあ,TCP/IPの世界なら,そんな大仰なことをいわなくても,
RFCを眺めてみれば済むだけですけど。

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