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斉藤さん,はじめまして。

専用線など,1対1で接続する形態だと,一方から送ったパケットは,
否応なく相手側に届きます。
その二者間で通信するぶんには,アドレスなど必要ないことになります。
だから,1対1で接続するインタフェースには,
アドレスを割り当てなくてもよい,ということにしました。
TCP/IPは,原則として,通信を行うインタフェースの個々に
IPアドレスを割り当てることになっていますが,
1対1の接続形態だけは例外扱いするわけです。
これがアンナンバード接続とか,IPアンナンバードと呼ぶものです。
今のIPv4はアドレスが不足していますから,
アドレスを節約する,という面では好都合な方法です。
(元々,その目的のために考案された方法ですけど...)

なお,インタフェースをアンナンバードにすると,
一つだけ不都合があります。
そのインタフェースでエラーが起こったときに,
エラーを通知するICMPメッセージを送信できなくなることです。
IPアドレスを割り当てないと,パケットを送るときに送信元アドレスを
セットできないので,送信動作を実行できないわけです。
それでは困るので,ICMPメッセージを送るときは,
その装置内の他のインタフェースに割り当てたIPアドレスを借用して,
それを送信元アドレスにセットすることになっています。

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