そもそも,ドメインとワークグループとは何が違うか, という話からいきましょう。 この二つはユーザ名とパスワードを確認する認証の動作が違います。 認証っていうのは,具体的には,ユーザがアクセスするときに, ユーザ名とパスワードをサーバに渡して,それを確認することですが, その確認方法が違うわけです。 ワークグループは,個々のサーバにユーザを登録して, サーバが自分でパスワードを確認します。 ドメインの方は,ドメインコントローラ(DC)にユーザを登録して, ユーザから受け取ったパスワードをそこに転送して,確認します。 そのとき,個々のサーバはドメインコントローラがどこにあるのか, 探し出さないといけないので,そのときにドメイン名を使います。 つまり,サーバにドメイン名を登録しておき, その名前の持ち主をブロードキャストで問合せたり, WINSサーバに問合せることで,名前の持ち主のアドレスを調べます。 そうして,そのアドレスにパスワードを転送するわけですね。 これが,ドメイン名の主な役割です。 DCを探し出すために使うものと思ってもいいかもしれません。 まあ,それだけじゃないですけど,細かい話は省略します。 ワークグループの方にはDCはありませんから, そういった動作は行ないませんし, 当然,ワークグループ名をそういった用途に使うことはありません。。
名前を使う場面はこのほかにもあります。 コンピュータブラウジングでも名前を使う場合ですね。 ブラウジングっていうのは,ネットワークコンピュータアイコンを 開いたときにサーバのアイコンを一覧表示する仕組みです。 ここにサーバをグループ化する機能があり,そこでグループに名前をつけます。 ワークグループの名前は,そのグループの名前として使います。 ドメイン名もこのグループ名として使います。 ドメインの場合は,ドメイン名をそのまま, ブラウジングのグループ名としても使うということです。 この場合は,ドメイン名もワークグループ名も役割は同じです。
日経ネットワークという雑誌の2000年5月号~2001年3月号で, Active DirectoryやWindowsネットワークの解説を書いてますので, それが参考になると思います。
More information about text formats
主な違いはドメインに関する動作の違いです
そもそも,ドメインとワークグループとは何が違うか,
という話からいきましょう。
この二つはユーザ名とパスワードを確認する認証の動作が違います。
認証っていうのは,具体的には,ユーザがアクセスするときに,
ユーザ名とパスワードをサーバに渡して,それを確認することですが,
その確認方法が違うわけです。
ワークグループは,個々のサーバにユーザを登録して,
サーバが自分でパスワードを確認します。
ドメインの方は,ドメインコントローラ(DC)にユーザを登録して,
ユーザから受け取ったパスワードをそこに転送して,確認します。
そのとき,個々のサーバはドメインコントローラがどこにあるのか,
探し出さないといけないので,そのときにドメイン名を使います。
つまり,サーバにドメイン名を登録しておき,
その名前の持ち主をブロードキャストで問合せたり,
WINSサーバに問合せることで,名前の持ち主のアドレスを調べます。
そうして,そのアドレスにパスワードを転送するわけですね。
これが,ドメイン名の主な役割です。
DCを探し出すために使うものと思ってもいいかもしれません。
まあ,それだけじゃないですけど,細かい話は省略します。
ワークグループの方にはDCはありませんから,
そういった動作は行ないませんし,
当然,ワークグループ名をそういった用途に使うことはありません。。
名前を使う場面はこのほかにもあります。
コンピュータブラウジングでも名前を使う場合ですね。
ブラウジングっていうのは,ネットワークコンピュータアイコンを
開いたときにサーバのアイコンを一覧表示する仕組みです。
ここにサーバをグループ化する機能があり,そこでグループに名前をつけます。
ワークグループの名前は,そのグループの名前として使います。
ドメイン名もこのグループ名として使います。
ドメインの場合は,ドメイン名をそのまま,
ブラウジングのグループ名としても使うということです。
この場合は,ドメイン名もワークグループ名も役割は同じです。
日経ネットワークという雑誌の2000年5月号~2001年3月号で,
Active DirectoryやWindowsネットワークの解説を書いてますので,
それが参考になると思います。