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TAやモデムは,シリアルポートに接続して,ATコマンドで制御します。
ATコマンドは文字列ですから,TAやモデムを制御するときは,
その文字列をデータとしてシリアルポートから送出すればいいだけです。

だから,ハードウェアを制御するという意味のドライバソフトは不要です。
この場合,ハードウェアはシリアルポートになるわけで,
それは,OSに標準で組み込まれています。

これで,おわかりだと思いますが,
TAやモデムのドライバの実体は,
ハードウェアを制御するドライバではなく,
ATコマンドの文字列を登録したものです。
Windowsはそれをドライバに見せかけているに過ぎません。
中身は文字列のコマンドを登録してあるだけですから,
それを設定ファイルに書いておくこともできます。
Unix系OSは,その方法をとっている,ということです。

ただし,シリアルポートを制御するドライバは要注意です。
Windowsだと,何もしなくてもシリアルポートドライバは
有効になりますが,Unix系OSの場合は,必ずしもそうとは限りません。
まあ,普通は,有効になっていると思いますが,
最近,Solarisはご無沙汰しているので,なんともいえません。
事前に確認した方がよいでしょうね。

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