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インターネットの実体は,多数のプロバイダのネットワークを
相互接続した巨大なネットワークです。
そこでは,各プロバイダは自分のネットワークを責任もって運営管理します。
どこかの一つの組織が全体を面倒みるのではなく,
皆が自立的に協調して,全体の秩序が保たれているということでしょうか。
もちろん,IPアドレスの割り当てなど,全体に関わるルールを決める
組織はありますが,そこが実際の運営作業を行っているわけではありません。
そして,皆,原則として,平等な立場で相互接続しますから,
大元という考え方はそぐわないと思います。
あくまでも,接続するもの同士が,互いに了解して,
相互にネットワークを接続し合う,という考え方が基本です。
ただ,日本の場合は,通信事業を営むには,
それなりの届出や許認可が必要です。
数年前,インターネットが普及し始めたときに書かれた書籍には,
そういった事情が書いてありました。
書店ではもう売っていないかもしれませんが,
図書館などでは,そうした本を読むことができるでしょう。

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