返信

りょうさん,こんにちわ。

>私の理解では、ノード等での遅延を0とした場合、
> レスポンスタイム=(シリアル化遅延+伝送遅延)×2
>  ※シリアル化遅延=基準パケット長/回線帯域
>  ※伝送遅延は距離にのみ依存するものとする

ノードでの遅延が0,伝送遅延が距離のみに依存するというのは,
現実的ではありませんけど,
考え方はこれでいいと思います。

>もしこれが正しいとすると目標レスポンスタイムから必要帯域を
>求める場合伝送遅延を考慮しなければならないと思いますが、

伝送遅延を考慮しなければいけないという点は,イエス,ですが,
目標レスポンスタイムから必要帯域を求めるという点は,ノー,です。
まず,トラフィックの量から必要帯域(伝送速度)を算出し,
その伝送速度でレスポンスタイムを計算して,目標値に収まることを確認する,
というのが正しいアプローチだと思います。

>日本国内でも10msec~20msecの遅延が発生する場合があると思うのですが
>やはりこれも考慮して設計は行なうべきなのでしょうか。

必要な精度によりますが(要するにアプリケーションによるということ),
IP電話の場合は,回線の伝送遅延を計算に入れるべきでしょうね。

>それとも帯域設計する場合は伝送遅延は無視して考え、必要帯域を算出し、
>最後にそれを何倍かして(ある程度決まっている?)
>それを最終的な必要帯域とするような考え方が主流なのでしょうか。

IP電話以外のアプリケーションだったら,パケット遅延の影響は少ないですから,
こういった荒っぽい方法でもよいでしょう。

>そこでお伺いしたいのは伝送遅延をどのように扱うべきなのかということです。

『プロフェッショナルネットワーク 設計・分析・管理のすべて』
(戸根勤著,日本実業出版社)
の第5章に『遅延時間を計算する』という節がありまして,
そこで,パケット遅延に関する考え方や計算方法を説明しています。
それから,第5章には,パケット遅延だけでなくスループットの考え方や
計算方法の説明もあります。
それが,参考になると思いますので,一読お勧めします。

それでも疑問解けない場合は,再度この掲示板で質問してください。

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