福光さん,こんばんわ。
> 1バイトはもはや8ビットと考えて差し支えない。
バイトという単位は,元々は 1文字分のデータを表すのに要するビット数のことを指していました。 コンピュータが出来て間もない頃はいろいろなアーキテクチャがあり, 1文字を表すビット数が機種によって異なることがあったんですね。 中には,プロセサが持つレジスタの値によって, 1バイトのビット数を変更できる機種もあったという話を聞いたこともあります。 でも,そんな話は40年くらい前の話で,今は1バイト=8ビットで差し支えないでしょう。
> データ量として「2^10」を意味する場合は慣習として「K」(大文字で書く)
2^10(=1024)と1000を区別するために, 1024をKで表し,1000をkで表すということですね。 そういう慣習はありますし,私もその慣習に従ってKとkを使い分けています。
> 「IEEEで決められている」
でも,これは知りませんでした。
> 通信速度の場合は「k」と小文字で表記し、「1000倍を意味する」
通信速度の場合は小文字で表記し,ということではなくて, 通信速度の場合は,1024を一つの単位にすることはほとんどありません。 だから,大文字でKと表す機会がないわけです。
1024というのは2進法で考えたときに,丁度切れ目の良い数なので, 2進数との結びつきが強いコンピュータの分野で メモリの容量を表すときなどに使われることが多いのに対して, 通信分野は元々コンピュータほど2進数との関連が強くないので, 1024を一つの単位として扱うことが少ない,ということだと思います。
> ITU-Tのサイトでは「56KModem」などと書かれています。
Kとkと使い分ける慣習は,全世界に共通するものではないようにも思います。
話は少しそれますが,ビットをb,バイトをBと表記する方法が日本では一般的ですが, これも国によって違うようで,米国ではバイトをbで表すことが多いようです。 このように,表記方法は所変われば,という面があるように思います。
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所変われば...
福光さん,こんばんわ。
> 1バイトはもはや8ビットと考えて差し支えない。
バイトという単位は,元々は
1文字分のデータを表すのに要するビット数のことを指していました。
コンピュータが出来て間もない頃はいろいろなアーキテクチャがあり,
1文字を表すビット数が機種によって異なることがあったんですね。
中には,プロセサが持つレジスタの値によって,
1バイトのビット数を変更できる機種もあったという話を聞いたこともあります。
でも,そんな話は40年くらい前の話で,今は1バイト=8ビットで差し支えないでしょう。
> データ量として「2^10」を意味する場合は慣習として「K」(大文字で書く)
2^10(=1024)と1000を区別するために,
1024をKで表し,1000をkで表すということですね。
そういう慣習はありますし,私もその慣習に従ってKとkを使い分けています。
> 「IEEEで決められている」
でも,これは知りませんでした。
> 通信速度の場合は「k」と小文字で表記し、「1000倍を意味する」
通信速度の場合は小文字で表記し,ということではなくて,
通信速度の場合は,1024を一つの単位にすることはほとんどありません。
だから,大文字でKと表す機会がないわけです。
1024というのは2進法で考えたときに,丁度切れ目の良い数なので,
2進数との結びつきが強いコンピュータの分野で
メモリの容量を表すときなどに使われることが多いのに対して,
通信分野は元々コンピュータほど2進数との関連が強くないので,
1024を一つの単位として扱うことが少ない,ということだと思います。
> ITU-Tのサイトでは「56KModem」などと書かれています。
Kとkと使い分ける慣習は,全世界に共通するものではないようにも思います。
話は少しそれますが,ビットをb,バイトをBと表記する方法が日本では一般的ですが,
これも国によって違うようで,米国ではバイトをbで表すことが多いようです。
このように,表記方法は所変われば,という面があるように思います。