返信

こんにちは。

>その基本だけでいえば,図28(a)の構成でも大丈夫なはずなんですけど,
>(ただ,パケットが遠回りするのでスイッチの負荷が増す点は問題です)
>L2側のアドレステーブルの登録状態や,細かな設定などによって,
>パケットが通らなくなることがあるんです。

アドレステーブルの登録状態の件はSTP規格の考慮に入っていて、パケットが通らなくなる期間を切り替え時間と言うのではないでしょうか。
例えばIEEE802.1Dなら、新しくforwarding状態となるポートはlistening、learning状態を経てforwarding状態となり、Max age+Forward Delay×2の切り替え時間はパケットが通らなくなるものと思います。
つまりこれはSTP規格固有のものであって、どういうネットワーク構成をとるかには関係ないように思います。

また図28(a)、(b)を見比べていて、いくつかお聞きしたい点が出てきました。

質問1
前回、①が切れたとき右上のL2スイッチから左上のL3スイッチには②→④→③を通ってパケットが届くのではないか?と申しましたが、よく考えると、このパケットはバーチャルルータMACアドレス宛であり、左下のL3スイッチが受信した時点で破棄されてしまう(宛先MACアドレスが自宛のためルータ機能部へ上げられて、バーチャルルータの状態がバックアップ状態のため)と思ったのですが、違うでしょうか?
もしそうなら(a)の構成は戸根さんのおっしゃるように根本的にまずいことになりますね。

質問2
(b)はVLANを用いた構成ですが、これはスパニングツリーなのでしょうか? というのは、L3スイッチは(レイヤ2レベルでは)VLAN間の転送はしないので、そもそもループになっていないように思うのですが、違うでしょうか?

質問3
L3スイッチではバーチャルルータはVLAN毎に設定できるのでしょうか?
例えば、①が切れた場合はVLAN1のバーチャルルータは切り替えが起こるが、VLAN2のバーチャルルータは③→④の経路でADVERTISEMENTを交換できるので切替えは起こらないといったイメージになるのでしょうか?

以上、よろしくお願い致します。

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