ネットワークの仮想化についてご質問

オーム社「ネットワークの考え方」を読んでいます。私のような初心者にも抵抗なく読めるすばらしい本です。
さて、この中に「1.3.1 仮想化という考え方」という項目がありますが、これがイマイチよくわかりません。それまではごく自然に理解できていたのがいきなり中断してしまいました。
「通信エンドの一方から放り込むともう一方に届く(16ページ)」というのを、それまでのピュアな説明の流れに沿ってもう少しかみくだいて説明していただけるとありがたいのですが。それと19ページの「カプセル化のように、パケット配送が依頼元になり、パケット全体をデータとみなして運ぶよう依頼してくる」というのもよくわかりません。これについてもよろしくお願いします。

名前: 
おやじ
日時: 
05/06/28 12:00

コメント

おやじさん,こんばんわ。
返事遅くなってすみません。

>オーム社「ネットワークの考え方」を読んでいます。私のような初心者にも抵抗なく読めるすばらしい本です。

ありがとうございます。

>「通信エンドの一方から放り込むともう一方に届く(16ページ)」

6ページの図1.3に書いてあるようなイメージはわかりますか?
パイプの端から何かを入れれば,もう一方から出てくるっていう感じです。
そのパイプの端に相当するのが通信エンドですね。

で,エンド間通信の仕組みがこのパイプと通信のエンドを作ってくれます。
実際には,ネットワークの中に物理的なパイプを作るわけではなく,
アプリケーションから見たときに,あたかもパイプがあるように見える,
っていうことですけど。

このパイプができた状態で,通信エンドからデータを放り込むと,
それが相手側のエンドに届くことになります。
このとき,パイプの中に入れるデータはデジタルデータだったら何でもかまいません。
図1.3ではアプリケーションのデータを想定していますが,
アプリケーションのデータでなくてもかまわないんです。
パケットというのも一種のデジタルデータですから,
これをパイプの中に入れても,相手側まで運んでくれるということです。
これが,「通信エンドの一方から放り込むともう一方に届く」の意味です。
図1.3のアプリケーションの部分をパケット配送に置き換える,
と考えてもよいかもしれません。

こんな説明でわかるかしら?

>「カプセル化のように、パケット配送が依頼元になり、パケット全体をデータとみなして運ぶよう依頼してくる」

125ページにカプセル化の説明があります。
そちらに,もう少し具体的に書いてありますから,
そちらを読むとわかるように思います。

もし,わからなかったら,もう一度質問してもらえますか?

それから,仮想化の考え方は少し難しいので,
読み飛ばして先に進むとよいかもしれません。
そして,後で,もう一度ここに戻ってきて読むと,
最初はわからなかったことがわかるようになると思います。

戸根様 ご返事ありがとうございました。「ネットワークの考え方」をいま、読み終わりました。視界良好です。
仮想化というかカプセル化の考え方はだいたい理解できたように思います。ようするに、この仕組みそれ自体はどこが依頼元になっても構わないということなのですね。
これから本格的にネットワークを勉強しようと思っていますが、この本がそのためのよき助走となってくれました。ハードルも低くしてくれたように思います。これからもよろしくお願いします。