インターネットはなぜつながるのか

日経NETWORK6月号の第3回の図6について質問です。
この図の2番目と4番目のあて先アドレスのサブネットマスクが255.255.255.255となっていますが、これで良いのでしょうか?
というのは、255.255.255.255のサブネットマスクではネットワークだけでホストがまったく無くなってしまいます。
最小のnetworkの場合のサブネットマスクは255.255.255.252では無いかと思いますが、この図の場合ではどちらも255.255.255.0になるのではないかと思います。如何でしょうか?
よろしくお願いします。

名前: 
山岸 信一
日時: 
02/09/14 19:50

コメント

山岸さん,はじめまして。

経路表のネットマスク欄は,IPアドレスの中のネットワーク番号のビット数を表す,
という本来の意味とは少し違い,
宛先アドレスを探すときに照合するビット数を表します。
つまり,ネットマスク欄に255.255.255.255という値が登録されている場合は,
宛先アドレス欄の値と,パケットの宛先IPアドレスを32ビット分全部照合して,
一致するかどうか判断しろ,という意味になります。
ですから,ネットマスクの値が,宛先となるネットワークに設定されたネットマスク値と
異なる場合もあります。

ページ数の都合上,編集過程で本文の説明を簡略化したため,
その意図が十分伝わらない結果となってしまいました。
スミマセン。

なお,日経NETWORKの連載は,大幅に加筆して,単行本化(10月発行予定)します。
そこでは,もう少し丁寧に説明してありますので,単行本もよろしくお願いします。

回答ありがとう御座いました。理解が進みました。